10月最後に書いたブログが、もっとずっと前の過去の事のように感じる。
14歳を過ぎた頃から、老衰が急に進み始めた武蔵。目、歯と、日増しに心配になる箇所が多くなり、足を痛がるようになり、排泄に必要な筋力が落ち、おすわりや立っている持久力が、あきらかに弱くなり、
血液検査、レントゲン、通院しても、嫌いな薬をもらって飲ませても、良くは進んでくれなかった。

2017年1月2日の早朝 君は逝ってしまいました。
私の腕の中で、一晩中荒い息で辛そうだった。
立てる状態では無いのに、それでも生きようと、君は何度も何度も立ち上がろうとしていたね。
尻尾も垂れ下がって、全身の筋力はもう無いはずなのに、私が背中や頭を撫でる度に、尾っぽを小さく懸命に振って、喜びを表現してくれたね。

朝方私がふと寝入ってしまった時、私が気がつかないまま、この世を去ってしまった君。
気付いたその時の静寂さ。君の息遣いの聞こえない世界が、こんなに静かなんだと、時が止まった気がした。

君の姿は目の前には無いけれど、なぜか魂はそばに感じている。
遺骨に話しかける度に、壺の中で尾っぽをちぎれるばかりに振ってくれている君を感じるんだよ。
泣けて泣けてしょうがないけれど、生前の君のユニークな態度が目に浮かび、泣き笑いにもなるんだよ。

今までうちの子でいてくれてありがとう。
もちろんこれからもずっとうちの子のままだけどね。
いつか私が死んだら、必ずまたそこで逢えるから。
それまでちょっと待っててね。
そしたら永遠に一緒にいようね。約束だよ。